山陰鉄道唱歌 第14番 日本海を右に、浜坂・居組を過ぎ行く 兵庫県から鳥取県へ

山陰鉄道唱歌の歌詞を、わかりやすく解説しています!
鉄道旅行を楽しむためのノウハウを、初心者の方にも楽しめるよう解説してゆきます!

↓まずは原文から!

海の景色をながめつゝ
濱坂はまさか居組いぐみ はやすぎて
こゝは因幡いなば岩美驛いわみえき
岩井温泉いわいおんせんほど近し

さらに読みやすく!

海の景色を ながめつつ
浜坂はまさか居組いぐみ はやすぎて
ここは因幡いなばの 岩美駅いわみえき
岩井温泉いわいおんせん ほど近し

さあ、歌ってみよう!

♪うーみのけしきを ながめつつー
♪はまさかいぐみー はやすぎてー
♪こーこはいなばの いわみえきー
♪いわいおんせんー ほどちかしー
(山陰本線)
城崎温泉駅→香住駅→餘部駅→浜坂駅→居組駅→岩美駅→鳥取駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記

日本海を右にしつつ、鳥取方面へ 浜坂・居組を過ぎ行く

日本海を右にしつつ鳥取方面へ進んでゆくと、やがて

  • 浜坂駅(はまさかえき、兵庫県美方郡新温泉町浜坂)
  • 居組駅(いぐみえき、兵庫県美方郡新温泉町居組)

を過ぎます。

浜坂駅(兵庫県美方郡新温泉町浜坂)
居組駅(兵庫県美方郡新温泉町居組)

浜坂駅は、特急「はまかぜ」も止まる駅です。
はまかぜは

  1. 大阪駅を出てから姫路へ進み、
  2. 姫路からは播但線(ばんたんせん)を通り、
  3. 城崎温泉(きのさきおんせん)・浜坂を経て、
  4. 鳥取へと至る

という特急列車です。

山陰の温泉地・浜坂・新温泉町

新温泉町(しんおんせんちょう)は、山陰地方にある気持ちいい温泉(温泉街)になります。
鳥取の奥座敷(おくざしき)といってもいいかもしれません。

ちなみに奥座敷と言う言葉は 都会から少し離れた温泉街、という意味合いで使われます。

これは、例えば東京でいうところの、

  • 熱海(あたみ:静岡県)
  • 鬼怒川温泉(きぬがわおんせん:栃木県)

といったところですね。

まだまだここは兵庫県 ここから鳥取県へ

実は、ここまではまだ兵庫県です。
兵庫県は神戸のイメージが強いですが南北に広く瀬戸内海日本海の両方に接しています。
そのため、この辺りもまだ兵庫県ということになります。

同じ兵庫県でも、「神戸」と「日本海側」では全く雰囲気が異なりますから、驚きです。


兵庫県は主に

  • 播磨国(はりまのくに):南部
  • 但馬国(たじまのくに):北部

に分かれます。

ここから、いよいよ鳥取県に入ります。
山陰地方の旅も、もはや本格化です。


因幡国(いなばのくに)とは、現代の鳥取県東部のことをいいます。

一方、鳥取県の西部は伯耆国(ほうきのくに)といいます。

「ゆかむり温泉」 岩井温泉

やがて、歌詞の通り岩井温泉(いわいおんせん)にもほど近い

  • 岩美駅(いわみえき、鳥取県岩美郡岩美町)

に着きます。

岩美駅(,鳥取県岩美郡岩美町)

岩井温泉(いわいおんせん)には、「湯かむり温泉」という温泉があります。
このあたりも、先ほどのように鳥取の奥座敷といえるかもしれません。

福部駅~鳥取駅までは長い あと1駅なのに・・・

福部駅(鳥取県鳥取市福部町)

福部駅(ふくべえき、鳥取県鳥取市福部町)の次はいよいよ鳥取駅なのですが、この両駅間の距離は約11kmあり、とても長いです。
あと1駅なのに、なかなか県都(けんと:県庁所在地のこと)に着かない・・・と思うことでしょう。

ここには険しい山岳地帯があるわけですが、ここに豊臣秀吉が陣を構えたわけですね。
豊臣秀吉は、次回解説するように、鳥取城を攻めたことがありました。

鳥取市街地・鳥取駅に近づく(山陰本線の車窓より)(鳥取県)

険しい山岳地帯を抜けると、窓の景色はようやく都会的な雰囲気となり、やがて鳥取駅に着きます。

ちゅうい!おわりに

この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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